<タイプA・先行逃げ切り型>
短期決戦に向いています。
調子に乗りやすく、勢いがあり、潜在能力が高いです。
相手が相手のペースに乗る前に勝負をつけることができ、
思った通りに試合を進め相手の先をとることができます。
その一方で集中力の持続に不安な弱点もあります。
やる気のなさがなぎなたに表れます。
調子次第では格上の相手と互角な戦いをする一方で、
調子が悪ければ、実力以下の力しか出せない場面もあるかもしれません。
試合ではやや荒くとも、突っ込んで戦うタイプです。
<得意技>小手、突き
<構えの傾向>左右中段
<攻めの傾向>
連続技、もしくは一撃を一撃を早くつなぐ連続的な攻撃。フェイントも好む。
相手の隙を見つければ、苦手な打ちも行う。先に仕掛けるのが好き。
<相性>
基本的にその場合の雰囲気で能力が異なるタイプなため、一定の相性に左右されにくいタイプです。
ただし、気分が乗らない場合はどのタイプとも苦戦します。
感情で動きやすいため、タイプC冷静沈着型とは平均的に相性が悪いようです。
同じタイプAの人とは、息が合い、練習や試合を楽しめると思いますが、
自身の成長のためには、もっと多くの種類の人と戦いましょう。
<タイプB・スロースターター型>
後半に強く粘り強いタイプ。
劣勢から挽回する可能性も秘めています。
弱点はエンジンがかかるまでに時間がかかってしまう点。
一つ間違えば後手に回るだけになってしまい、何もできなかったなんてことに。
几帳面な面を持ち合わせ、小さな技から大きな技まで丁寧にこなそうとします。
目先のことにこだわらず大局を読み、安定的に成長できるタイプであり、
スランプに陥る仲間を横目にすいすいと伸びていくことも多いようです。
「よくわかんないけど、強い」などと言われる言葉にできない成長をするタイプです。
常に自分の色をだすようにこころがけ、
立ち上がりに注意しましょう。
試合では、タイミングをよく技をだします。相打ちの場面でも有効打を狙えます。
そのため油断した相手に必殺の一撃を繰り出すこともしばしば。
<得意技>打ちの速さよりもタイミングを優先した技(スネなど)。一見スローに見えるが確実に狙う一撃
<構えの傾向>左中段
<攻めの傾向>
相手との一定の距離をおいての戦いを好む。
相手との間合いを保とうとするので、そのため受け止める返し技も使う。
<相性>
立ち上がりの遅さを解消できれば、Aタイプに対して優位に試合を運べそうです。
ただし、あくまで立ち上がりのよさを解消した場合であって、解消できない場合は全てのタイプに苦戦します。
Cタイプは立ち上がりを封じられやすく、自分の動きをさせてもらえないかもしれません。
練習相手としてはCタイプが理想でしょう。
<タイプC・冷静沈着型>
常に自分のペースを保てる紳士・淑女的なタイプです。
相手の挑発にものりにくく
落ち着いて試合をさばくことができるでしょう。
欲をむき出しにしなく、自分の中のルールを遵守する反面、
勝負の分かれ目において、
集中的に力を発揮するのは苦手なようです。
見極めがいい反面、技を最後まで出し切らずにきりかえていませんか?
勝負どころをかわす技術も必要ですが、
勝負どころで勝負をするのも重要です。
試合では冷静に構え、応じ技などたくみに狙っていきます。
<得意技>面、スネ。小回りの利く打ち。
<構えの傾向>左中段、八相
<攻めの傾向>
相手の攻撃をかわしてのカウンター。狙った打ちが打てるまで待つ。
返されるような技は使わない。
<相性>
冷静に対処して、相手に応じて戦術を組み立てるため、基本的にどの相手とも優位に試合を進められるタイプです。
タイプDに対して後手に回るかもしれませんが、相手の動きを待つことができれば相性がいい相手とも考えられます。
よって、同系列のタイプCが最大の敵でしょう。お互いに何もできなくなりがちです。
また、試合内容以前に場の流れを読みすぎで、試合外の因子の影響を受けがちです。
相手に仕事をさせないことが得意なのでタイプBには有利かもしれませんが、
甘く見て対処をすると勝負際で競り負けることもあります。
長所を伸ばしたいならタイプA
短所を克服したいならタイプC
と練習するのがいいでしょう。
<タイプD・直情型>
自分のペースを保ちますが、
周りが見えていないため保てるタイプです。
いい意味で思い切りが多く、大技も使いこなせ、
さまざまな技に挑戦するタイプです。
小さなミスで足元をすくわれることがあるので注意が必要ですが
飲み込みが速いため、逆に練習を少しでもなまけると周りから反感を買うかもしれません。
試合では、技の完成度にこだわりすぎ、攻めあぐねる場面もあるかも。
人には真似できないような技を磨きあげることもある面もあります。
高い才能を持つ天才肌。
<得意技>面、スネ、振り替えし
<構えの傾向>下段、脇構え、左右中段、八相
<攻めの傾向>
バリエーション多。柄や返し技も積極的に狙う。
<相性>
警戒心が強いタイプBやCは、こちらの行動の後をとろうと動くので、単調な行動を慎めば、比較的相性がいいようです。
行動がタイプAを挑発しがちになるので、タイプAとの戦いは未知数になりそうです。
得意技、構え・攻めの傾向について加筆しました。