レベル93
下手の初手▲2六歩のときは歩が突けないのでとても指しづらい。▲3八飛に△4三金と守ったことにより、陣形は上ずるし戦いづらかった。
途中は金沢将棋が大好きな突然の角切りが入り、あれよあれよといううちに入玉模様。 147手目はうっかりして飛車にと金取られちゃったけど、まあこの展開ならどうやっても勝ちますわな。
レベル94
本局も金沢将棋得意の角切りが出現。しかし77手目△6六角は超ミスった。いやいやこれじゃ取られるじゃん。その後は馬に追いかけ回される展開も、まあ狙いが厳しくなくて助かった。
しかしこの前に200手近く指して負けた将棋があったんだけど、あろうことかと金を動かすところで手がすべって馬を動かしてしまって攻めが切れて負けるという大惨事があり、この局は「ええ〜い」って感じで適当に指して勝ち切っちゃったのであまり印象なし。iPhoneで指してると画面が狭いんでたまにポカが出るんですよ。
レベル95
これはさっき指したばかりの将棋。個人的には超熱戦だった。この局も金沢将棋得意の角切りが炸裂した。83手目△6六金から桂馬を助ける筋はなかなかよかったのではないかと思う。
で、本局の見せ場は91手目△7六歩から。▲5三金を受けてると攻めが足りなくなるので、ここは手抜きたいところ。次は▲4三金か▲4二金打かってところだけど、次に△5六角が△7八角成からの詰めろなのでどっちでもいいやと手抜く。
下手は受けるなら飛車の横利きを使う▲5七銀か、攻めるなら▲5二銀のどちらか。▲3二金△同金じゃ攻めが完全に切れて終わってる。実戦は▲5二銀△3一玉▲3二金△同玉▲4三金△2二玉▲3二金打△1二玉と逃げたところで▲5七銀と受けてきた。
そしてここから長考。ここまで割とうまく指してきてるし、基本的には上手優勢なはず、というのは頭にはある。でももたもたしてると▲3三金寄から▲2三飛成で詰んでしまう。受けもないのでここは攻めるしかない。しかし攻めるにしても角と銀を渡してしまうと攻めが切れた段階で▲2一銀△1三玉▲2二角でやっぱり詰んでしまう。飛車がいなければ詰まないんだけど、手順に金と飛車の交換になると△2四玉と逃げたところで▲2五金で詰んでしまう(局後の検討で、銀と角さえあれば△2四玉に▲3三角成△1三玉に▲2五桂で詰むことがわかっているが…)。
△7七銀▲同桂△同歩成▲同金△同桂▲同玉△6七角成の順はちょっと詰ませ切る自信がない。▲3三金から▲2三飛成が間に合ってしまいそう。
別の筋としては△7八角成から角を切っていく攻めもありそう。▲同玉なら△6七金▲8八玉△7七歩成▲同桂△同金となれば勝てそう。でも△7八角成▲同飛△7七銀▲同桂△同歩成▲同飛△同桂成▲同玉という展開だと攻めが切れる上に角、金、銀を渡してしまうので、負けそう。
うーーー、そんなバカなーーー、と思っていたら、ありました、好手が。それが本譜の△6七歩成。▲同金△同角成はヒドいので、これは▲5六銀と角を取る一手。しかしここから△7七銀以下の攻めが炸裂して快勝。この手は歩を活用することで相手に駒を渡さないのと、△8五桂を温存できるので9七の地点に穴が空かないというのがポイントですな。
でも後から考えると△6七角成▲同金△同歩成という進行の方が、守備の金をはがしながらと金を作る厳しい攻めだったかもしれない。でもスピードが遅い分本譜の方が優れている可能性もあるか。
しかしこれでコンプリートまであと4勝。ゴールはすぐそこだ。