howmはもともとemacs用に作られたもので、主にメモを取るためのツール。メモをとるだけではなく、スケジュールやToDoの管理もできる。しかし一番の特徴は単語指定で別のメモに自由にリンクが張れて、メモ同士を関連付けられるところ。作者も言ってるんだけど、ふと考えついたアイディアとかを書き留めておいた方がいいとは思っていても、
- 整理しておかないと、読むのがおっくう
- 整理しようとすると、書くのがおっくう
というジレンマがある。だから、サクッと書けてサクッと探せるようなツールがないと、メモなんて取らないか取っても無駄になってしまう。
そして今回そのvim版であるhowm-mode.vimを使ってみたので、それについて書いてみる。
とりあえず設定として、.vimrcに
let g:howm_dir = '~/howm'
let g:howm_findprg = ""
let g:howm_grepprg = ""
let g:howm_instantpreview = 1
くらい書いておく。g:howm_findprgやg:howm_grepprgにはGNU版のgrepやfindのパスを指定するらしいのだが、NetBSDではgrepもfindもGNU版ではないので空にしてある。そうすると、低速ではあるがvimスクリプトで必要な機能を実行してくれるらしい(NetBSDのgrepとfindを試しに指定してみると、grepはちゃんと動いてるようだったが、findはうまく動かなかった)。設定が済んだらhowmディレクトリも作っておく。
そしたらあとは適当に使うだけ。,,cでメモを取りつつ、,,aで一覧表示とかさせつつ、締め切りとか予定とか覚え書きとかをフォーマットに従って書きつつ、,,yや,,tで表示させたり。あとはメモ同士にリンクを張ったりしていけば結構便利に使える。詳細はスクリプトのマニュアルに譲るけど。
でもまぁそれなりにいいはいいんだけど、一覧から編集画面に移るときに一覧画面が消えちゃったりとか、ちょっと使いづらい面もある。直そうかと思ったけどすぐには無理そうだし。
メモを取りたいけど取れていない人は一度試してみるのもいいかもしれない。