ついに、タダ券持っていたので観に行った。そして案の定、絵を買ってきた。

ちなみにこの絵はムリーリョの『貝殻の子供たち』。でもこれはそんなに大きくもないしそんなに高くもなく、額縁付きで3600円とか(確か)。別にあにゃきちが再びモンスターになったわけではない。この他に同じくムリーリョの『エル・エスコリアルの無原罪の御宿り』の携帯ストラップも買った。そして早速携帯に装備させました。
で、全体の感想としては、とにかくすごかった。言葉にならないくらい。とりあえず、でかい。そして、美しい。やっぱり絵画が写真と違うのは、その質感なんだよね。毛布は触れば柔らかそうだし、肌は触れば暖かそう。そのリアルが直接伝わる。写真はどんなにその場の情景を正確に写し出せて綺麗であっても、触れば表面がペタペタすることはわかっている。その辺の本物のリアリティが、私が絵画に魅せられる理由だと思う。
ちなみに今回一番ビビっときたのは、アントリーネスの『マグダラのマリアの被昇天』。ホントに「うっ」って感じで言葉が出なかった。すげー迫力。存在感。絵の持つ力がありありと伝わってくる感じ。
ところで、私は全然知らなかったんだが、偶然にも妹も今日東京都美術館にプラド美術館展を観に行っていたらしい。その時点で「なにぃ〜」って感じなのだが、さらに驚くべきことは起こった。妹は絵はがき3枚だけを買って帰ってきていたのだが、その3枚というのが、私が買った絵画の『貝殻の子供たち』、携帯ストラップの『エル・エスコリアルの無原罪の御宿り』、そして一番印象に残った『マグダラのマリアの被昇天』だった。・・・、何これ、全かぶり。ここまで美的感覚が似ているとは思わなかった。
でもまぁ個人的なもろもろの事情はいいとして、内容はかなり素晴らしいものがあった。もしもまだいってない人がいたら、是非とも行ってもらいたいと思います。